世界の法律は大きく分けると大陸法と英米法に大分されるらしい。
大陸法というのはローマ法を起源としたヨーロッパ大陸の諸国における法律に共通した考え方で、英米法というのはイギリスを起源とした主に英国とアメリカにおける法律の共通した考え方ということ。
ごく簡単にいえばこの二つの違いは大陸法はものごとを始める前に隅から隅まで法律で形を作り上げることを目指巣のに対し、英米法は法律で定めるのは基本的原則のみで、あとは判例を積み上げていこうという志向の違いにある。ちなみに日本の法律はドイツ法の影響を強く受けているので大陸法に近いらしい。
フランスには大量の法律がある。何年何日付け何とか法と日付で管理されていることがおおく、法律が多い上に改訂をどんどんしていくのでフォローが大変である。法典として1冊にまとまるには時間がかかるらしく、ジョークだが、弁護士になると関連する法律書をあまりにたくさん開かなくてはならないので「首の骨が折れる」という。
別の言い方をすれば、大陸法は演繹的、英米法は帰納的ともいえる。演繹的ということは理路整然としたロジックが全てであるから法を扱うことは非常に高度で特殊なこととなる。したがって弁護士等の法律に関わる職業、つまり法律に基づいて意思決定を下すという行為はきわめて高度な専門職となる。
一方、英米法が帰納的ということであれば、つまり自分の日常生活レベルのことから照らし合わせていって良し悪しを判断することになるので法律はおのずと庶民的になるのであろう。実際、アメリカは訴訟社会で一般の人も何かあればすぐに裁判をするし、それができる土台があるようである。この場合、大陸法とちがって法律に基づいて意思決定をするということは、英国法ほど高度ではないということになるのだろうか。よく分からないが米国で陪審制度が成り立つのは、そもそもの基本的な法律の考え方がそれに馴染むように出来ているからであるのではないかと思う。
日本でも陪審制度を取り入れるために取り組んでいる最中であるが、いつかこういう根本的なところが綻びの発端になることもあろう。ということを認識しておくべきだと思った。
こういった法律の考え方の差に関係があるのかないのか分からないが、フランス人を見ていると「型にはめて」考える傾向があるように思える。例えば、こちらの人は道にポイポイごみを捨てるし犬の糞はほったらかしであるが、「私は捨てる人」「あなたは掃除する人」と割り切っているように見える。あたかもどこかの(法律に)書いてあるかのように。まあ、この場合は実際の法律には日本のように公道にごみを捨てたりたち小便したら罰金刑になるのだが。これは職業の例。
学歴についてはもっと顕著だ。フランスは大学の授業料が無料。留学生でさえも基本的はタダで勉強させてもらえる。なんだか羨ましいように思えるがそうでもない。というのも、大卒は「型」としては低くはまっているからだ。大学にはほとんど無競争で入れる一方で、非常に厳しい競争を勝ち抜いたものでなければ入ることの出来ないグランゼコールという高等教育学校がある。この学生や卒業生に与えられる「型」は格別で、民間企業幹部、行政官、政治家のほとんどを占める。有名なのはシラク大統領や今度社会党からの大統領候補になったロワイヤル氏が出たENAである。彼らエリートは就学中もすさまじい量の勉強をするらしい。
先日ロンドンに行ってきて思ったのだが、ロンドンにもインドやアフリカ出身者、中国人らがたくさんいる。でもすごく社会に溶け込んでいるようである。
一方、わがパリを見ると、全然違う。貧富の差、人種の差、出身国の差は歴然だ。この違いも大陸法的な「型」が原因ではないかと思う。フランス人の多くが、黒澤明や小津安二郎の映画を好んでみているが、これも言ってみれば彼らの日本人の「型」にちょうど嵌っているからではないかと思う。
décembre 01, 2006
子供の絵
novembre 27, 2006
Sholin Karate

少林寺の先生が「ショーリンカラテ」という少林寺拳法の創始者の宋道臣の映画がDVDで出たというのでFNACにいそいそと出かけて探した。
あった、「Sholin Karate」、しかも撮影は1975年。でもこれも一つの縁だと思って迷わず購入した。
協力社団法人少林寺拳法(昔は社団法人だったのか)と大きく出ている代物だが、内容はかなり激しいものだった。
少林寺をはじめた時に創始者の宋道臣は戦後の荒廃した日本を立て直すために、それを担う若者を育てるために拳法を教えることをはじめた、とおそわった。この映画を見てよかったのは、その荒廃した時代が生々しく映像になっていることだった。
宋道臣は圧倒的に腕っ節が強くまた正義感も強い。このような人であったからこれだけの弟子が出来たのだと思った。

映画のアクションの部分も少林寺の特有の技が実践的にたくさん出てきて、こちらもためになりそうだ。DVDに同封されていたパンフレットに面白い写真が一枚あった。千葉真一と本物の宋道臣が写っているものである。おそらく映画を撮影する際に、動きのアドバイスを受けている一幕だと思われる。
隣でパソコンを打っていた奥さんはなんども「それ面白いの?」と聞いたが、こんな人だったのか!こんな映画があったのか!と心底感動した、というのが正直なところだ。
あらすじを紹介しているブログがあったので勝手にコピーした。
http://www.h2.dion.ne.jp/~redbat/movie/31shorinken.html
Salon des Vins

またまたSalon des vinsが家の近くの催し場で開催されていたので出かけた。行動開始が遅いフランス人の波にもまれないように朝一番で出かけようと思ったが、昨晩はどういうわけか娘が夜泣きして、2時くらいまで良く寝付けなかったため結局お昼間際に行くことになった。
前回行った時は地域別にブースがあったが今回はごちゃ混ぜだった。これは良し悪しで、好みが決まっている人には昨年のスタイルが回りやすいが、色々とりあえず試したい人には今年のスタイルの方が面白い。
大体全ての地域のワインを一通り試飲した。美味しいと思ったものは2本ずつくらい買った。やはり苦手なものもある。僕にとってはシラーというセパージュが入ったのはだめだ。とても野生的、で強く、個性がありすぎて馴染まない。無理して飲むと翌日頭痛に必ずなる。これはSud ouestやProvinsのワインによく入っている。あとはコルシカ島のものもあたりはずれが大きい。
一方、値段の割りに良いのはラングドックルシオン地方のワインだ。日本食に合うからである。ワイン産地としては新興地域で、安酒を主に造っているところらしいが、あたると非常によい。よいのは軽くて少しスパイシーですっきりしたもの。醤油を使った料理によく合う。
ボルドー、ブルゴーニュはさすがに平均していい。値が少し張るが、出す価値はあると思う。
今回は帰ってくる途中で道路にワインを落として1本割ってしまった。しかも一番よかったボルドーもの。残念だが仕方ない。助かったもう一本をしっかり味わおう。
novembre 25, 2006
崩しと点
毎週水曜日は少林寺の練習をしている。
今日の練習は色々と宿題をもらった。
そのうちの一つは「点」。崩しをかけるときに点を意識するようにいわれた。
つまり、逆小手でも送小手でも他のどんな技でもいいのだが、崩した相手の状態が点で支えられていることである。これが、線や面になっていると、かからない、あるいは力ずくでかけるということになる。
崩した後は投げになるわけだが、このときも点が重要。つまり投げている支点がぶれないことである。
もう一つ思い出したが手先ではなく相手の肩を決めることを意識することが重要。
この方法がいいのはやはり効くからである。上膊取りを崩し+肩の極めで掛けられたら声が出せないほど効いた。
しかし、やるのは簡単でない。いつになったら出来るようになるか。
今日の練習は色々と宿題をもらった。
そのうちの一つは「点」。崩しをかけるときに点を意識するようにいわれた。
つまり、逆小手でも送小手でも他のどんな技でもいいのだが、崩した相手の状態が点で支えられていることである。これが、線や面になっていると、かからない、あるいは力ずくでかけるということになる。
崩した後は投げになるわけだが、このときも点が重要。つまり投げている支点がぶれないことである。
もう一つ思い出したが手先ではなく相手の肩を決めることを意識することが重要。
この方法がいいのはやはり効くからである。上膊取りを崩し+肩の極めで掛けられたら声が出せないほど効いた。
しかし、やるのは簡単でない。いつになったら出来るようになるか。
勤労感謝の日
novembre 20, 2006
仏検
2級を受けた。パリで仏検を実施するのは5年ぶりのことらしい。
1,2,3級が受験できる。日本には「準」がそれぞれの級の間にあるが、パリで受験できるのはこの3つのみ。
受験者は全クラスで100人超といったほどだろうか。結構多いことにびっくりした。自分の部屋の状況からいうとうち9割ほどは女性だった。圧倒的多数だ。若い女性が多い一方で、男性は自分の様なサラリーマン風の風体がほとんどだった。
何でも、やっていることは少しでも形にしておくことが大事だと思う。そうすることで、目標が出来るし、また、体系的にやるきっかけになる。
試験直後に回答が配られたのは新鮮だった。合格すれば1月に面接試験だ。
1,2,3級が受験できる。日本には「準」がそれぞれの級の間にあるが、パリで受験できるのはこの3つのみ。
受験者は全クラスで100人超といったほどだろうか。結構多いことにびっくりした。自分の部屋の状況からいうとうち9割ほどは女性だった。圧倒的多数だ。若い女性が多い一方で、男性は自分の様なサラリーマン風の風体がほとんどだった。
何でも、やっていることは少しでも形にしておくことが大事だと思う。そうすることで、目標が出来るし、また、体系的にやるきっかけになる。
試験直後に回答が配られたのは新鮮だった。合格すれば1月に面接試験だ。
novembre 19, 2006
White Darkness


今日は娘をベビーシッターに預けてガルニエのオペラ座にバレーを見に行った。
題目は
AndréAuria
White Darness
Amoveo
の3つ。内容はコンテンポラリー。演出家はそれぞれEdourd Lock、Nacho Duato、Benjamin Millepiedだった。
以前白鳥の湖を見に行ってすごく感動したことがあるが、そのときに踊っていたAurélie Dupontが3つ目の題目で出る予定だった。
それぞれ演出は特徴的だったが、特に2番目のWhite Darknessはよかった。主役のMarie-Angnès Gillotの冴えた踊りには目を見張るものがあった。背が高いということもあるが、動きにぶれがなくて体の動きの軌跡がいつまでも残るように見える。ステージ自体は非常にシンプルだが、「砂」を天井から落とすことと丸と四角の照明の組み合わせがとても良くアクセントをつけていた。
時間も短く、一息で飲みきった生ビールののど越しだった。
novembre 18, 2006
数学者広中平祐講演会(Paris)


今日は数学者広中平祐氏の講演会が日本文化センターであった。 広中平祐さんは数学のノーベル賞にあたるフィールズ章を受けた日本人数学者として著名な方らしい。例によって、無学の私は興味本位に公演に出かけた。
「数理の翼」という会がある。これは夏休みの時期に数学や物理の得意な学生を集めた合宿で、すごくレベルが高い。高専時代に私の中のよかった友達がそれに応募し、参加したことがあるが、かなりの刺激を受けていた。
参加するのは容易ではない。当時は学校で一人だけ推薦してもらえた。その一人に選ばれるのも大変だし、選ばれたからといって、数理の翼の方でさらに選定があるので、敷居が高い。私も応募してみたが、当然落選した。
いい話を沢山聞けたので、メモとしてここに残す。
数学とは何か。目に見えなくて大切なものを捜し求めることだ。Les mathematique sont la matrice de la science et de la technologie.
氏は15人兄弟のうちの真ん中あたりに生まれたということだ。
「教育は捨石」可能性があれば置いていくが、守ろうとするとひどい目にあう。
20代の時にアメリカに留学し、その後にフランスのIHES(数学研究所)に客員研究員として招聘されている。ナノでフランス語も堪能である。氏の憧れだったフランスの数学者は
Jean Leray
André Weil
Jean Dieudonné
Laurent Schwaltz
Henri Carton
Jean-Pierre Serre
留学で学ぶことは沢山あったが、特に自分のあこがれた先生の周りに集まる同世代の若者、そして海外で出会う日本人との交流に学ぶことが多かった、という。これについては全く同感である。人間関係は「相手に関心を持つこと」だ、というがその通りだと思った。
さて、話はフランスの数学研究所IHESに移る。氏にとってのかけがいのない場所だ。ここで学んだことは次の二つ。
・小さく生んで大きく育てる
・人ありき
数学研究所は4人で始まった。当然図書館や資料室などはない。だからパリに作った。図書館は市の(国の)図書館だ。設立の経緯もあるドイツからフランスへのGrothendickという亡命者の才能を見抜いたこと、厳しい時代で人を第一に置いたことが重要だったという。
一方、日本を振り返ると、例えば大学や研究所の設立ということになると文部省は教員の数、施設などを第一の問題とする。「組織ありき」となっているのである。問題は、発展している間はいいが、縮むときは大変だ、ということである。極力小さく、成長を楽しむくらいが調度いい。
数学者のミッションとして分かりやすい説明があった。
①無限大の有限化
世の中はわからないことばかりで無限大に見えるのだけど、近似的でも分解でもいい、それを少しでも分かるように、つまり有限にして説明すること。
②極難極易の表裏一体
数学は難しいから意味がある。でも難しいが一度分かれば紐が解けるように簡単なのだ。これは現在の情報化社会で必要なツールになりつつある。つまり、情報が氾濫するので、それを守るために鍵が必要。鍵は悪用する人にとっては仮に手に入れたとしても非常に使いにくいもので、本人にとってみれば簡単に使えるものであることが理想。これを実現するのは数学である。
③仕立屋理論学の発展
実は数学者は実用的なことにとても興味がある。
④抽象化と具象化の推進
数学は時として抽象的なのであるが、その答えは方程式でありとても具象的
⑤普遍構造の建設と啓蒙
公告のセンス
novembre 17, 2006
Beaujolais

定番ですが飲みました。
今朝のニュースでボジョレーのことをやっていた。フランスはワインを飲む人口がどんどん減っている。今週はボジョレーヌウーボーだね、なんて言っても、「あ、そうだった」といった感じだ。ニュースによると生産量の半分は輸出、一番は日本で生産量の20%が渡っているとのこと。次いでアメリカ。でもアメリカも最近は消費量が伸び悩んでいるとか。 急速に成長しているのはやはり中国。「ワインのことはあまり知らないが、あの国は吸収力がある」とコメントしていた。
先日、France2という国営放送で中国の特番をやっていた。北京近郊でパリ風のニュータウン建設が進んでいる一場面があった。実に良く出来ていて人が移ってなければ本物のパリかと思うほど。 でもなあ。もう20年も前になるか(げ)イワキのハワイアンセンターというところにいったことがある。変なところだった。お土産にハワイのマカダミアンナッツが買えるのだ。あれはまだあるのかなあ。一昔前は日本も同じ様に見えていたんだろうな。
ぶどうの収穫は9月頃なので、まだ2ヶ月。そんな短い期間でブドウがワインになってしまうのだ。深みはないけど、和食には合う。安いのでがぶがぶいける。値段は近くの店で5.9~7.3ユーロだった。
今日飲んだのはBeaujolais Premierというランクのもの。これ以外にBeaujolais Neuveaux、Beaujolais Villageとか種類がある。アルコール度は12%で低め。セパージュはガメイ種。
美味いまずいは作り手によってかなり違ってくるので一言で言えないが、昨年の出来は本当に良かったと思う。もし可能であれば昨年のものと飲み比べてみたいものだ。
novembre 16, 2006
少林寺拳法

毎週水曜日は少林寺拳法の稽古をしている。Vaugirard同院で職場からすぐ近くである。先生はマグレブ出身のフランス人で6段である。(http://shorinji.club.fr/index.html)
フランスで武道といえばやはり柔道。次いで空手だろうか。
Vaugirard同院は市の体育館のバレースタジオを借りてやっている。体育館においてあるチラシを見ると、空手、合気道、テコンドー、少林寺拳法、Karate artistiqueなるものもあり、人気がある。この体育館で一番人数が多いのはテコンドーだろうか。オリンピックの種目になったことがかなり影響があったらしい。
フランスの少林寺拳法は青坂寛先生がトップで指導をしている。日本であれば私みたいなぺーぺー拳士は話をするチャンスなど到底ないような方だが、こちらでは数少ない日本人の同門として懇意にしていただき本当にありがたい。先生は30年程前に単身でヨーロッパに来て少林寺拳法を広めた方である。
私がこちらで少林寺拳法を再開した当初、2005年の冬のことだ、同院の皆で食事をする機会があった。そのときはOpera近くのSaint Anneどおりにある「yasube」でやった。青坂先生ももう60歳になられるので、先生に青坂先生が引退したら誰か他に日本から来るのか?と聞いた。帰ってきた返事は「Maître Aosakaの代わりはありえないだろう。彼はボスになるために生まれてきたようなヒトだ」というものだった。青坂先生ご自信の中でも彼は5本の指に入る弟子だという。実に野暮なことを聞いてしまった。
上手くなるためのコツがあるという。それは「明るいこと」「頭が良いこと」「心が良いこと」だという。確かにそうだ。結局のところ稽古は一人では出来ない。必ずパートナーが必要であるが、いいパートナーを得るためには明るい方が良いし、心が良いほうがいい、そして体系的に理解する頭の良さは上達に欠かせない。
ともかく、折角やっているのだから少しでもこういった理想に近づけるようになりたいと思う。
novembre 15, 2006
Weather Report

今日はTSF(http://www.tsfjazz.com/)でWeather Reportのライブを延々と流していた。ジョーザビヌルがシンセサイザー、ジャコパストリアスがベース。ウエインショーターがアルトとソプラノサックス。好きなミュージシャンは沢山いるがサウンドとしては一番好きだ。チャンバルといったっけ、半円形のおわんをひっくり返したような形の楽器が絶妙な味を出している。
高専のときにブラスバンドに入った。運動系のクラブに入るのが嫌だったのと初心者でも歓迎、となっていたからで、音楽の知識ゼロで始めた。楽器の知識がないので誘われるままにクラリネットをやることになった。今思えば本当にいい楽器をやったと思う。
そのときに仲のよかった仲間がジャズ好きで、彼らの影響を受けてこのWether Reportやカシオペア、スクエアなどを沢山聞いた。
http://www.youtube.com/watch?v=eTCLn4laVaI
novembre 14, 2006

娘はカバのことを「カボ」と言う。
奥さんの料理の先生(仏人)の話。
その先生が英語を学んでいたときのことだ、クラスにはヨーロッパの国、アメリカ、日本と国際色豊かであった。あるとき、カバという単語が出た。英語でカバはhippopotamus、仏語はhippoporame、イタリア語、スペイン語、もこれに似た言葉だったらしい。「日本語は?」と聞かれた、日本人の生徒は「カバ」と答えたのだが、他の生徒はあまりの差に「。。。」だった。そこでその日本人は「カバだけじゃないんです。あなた達の言葉と私達の言葉は本当に違うんです。」と力説。みんなよく分かったらしい。
この経験があってこの方はフランスに来る日本人がフランス語でいかに苦労しているのか分かってくれているらしい。 ありがたいことだ。
novembre 13, 2006
死ぬな大人
毎朝、インターネットで日本のニュースをチェックするのが日課であるが、最近、嫌気が差しつつある。なんと痛ましい事件の多いことか。特にここ最近の自殺関連のニュースには心が痛む。TBSのサイトで主だったニュースをネットで見ることができるが(これは連続して10個のニュースを見れるので愛用)、あるときはあまりにも自殺のニュースが多く、それを省いて選んだら10個に達さなかったことがある。
いじめ、談合、裏金、理由隠し、偽造、次から次へ膿がとめどなく出ている。先日左手の薬指で何かの弾みで静脈をいためて、ほんの小さな傷口だったが血が止まらず、ほっておいたら血豆になった。それでも止まらず結局それを切除したのだけど、そんな感じ、止まらない。
死ぬな大人。そんな仕事とっとと辞めてしまえ。子供達は死ねばいいと思うぞ。あんた自信が悪いんじゃない。
死ぬな子供。本当にかわいそうなのは君の目の前のその子だ。だから死ぬな。
といいたくなる。
いじめ、談合、裏金、理由隠し、偽造、次から次へ膿がとめどなく出ている。先日左手の薬指で何かの弾みで静脈をいためて、ほんの小さな傷口だったが血が止まらず、ほっておいたら血豆になった。それでも止まらず結局それを切除したのだけど、そんな感じ、止まらない。
死ぬな大人。そんな仕事とっとと辞めてしまえ。子供達は死ねばいいと思うぞ。あんた自信が悪いんじゃない。
死ぬな子供。本当にかわいそうなのは君の目の前のその子だ。だから死ぬな。
といいたくなる。
novembre 12, 2006
Chateâu Larmande, Chateâu Soutard

いつも親しくしてもらっている友人と先日行ってきたボルドーワインで一杯やった。左はChateâu Larmande右はChateâu SoutardのVin de Presse。サンテミリオンのワイン。Vin de Presseとはワインのアルコール発酵の過程で生じるブドウの種や皮などの不純物を搾って作るワイン。通常のワインに混ぜてしまうことが多いらしいのだが、これだけをボトルにつめていたので試しに買ってみた。
Larmandeはシャトー訪問時に飲んだのは2003年だったが、今回は1999年。年が経っている分全体的に大人といった漢字だ。2003年はタルの木のにおいが強く(これが好きなヒトもいるらしいが)、よーくグラスをぐるぐるして空気に触れさせないと味がにおいにかき消されてしまう気がした。
酒のつまみは奥さんが作ったバスク風チキン、パプリカ、トマト、たまねぎの野菜の水だけで鶏肉を煮込んだもので、これも結構美味しかった。
子供が眠くなってきたので9時半頃にお開きした。
novembre 11, 2006
じいちゃん婆ちゃんの活躍

友人の旦那さんが上海に転勤になるということで、来週は夫婦そろってアパート探しに上海に行くらしい。このご夫婦にはお子さんが2人いてその長女とうちの娘は同級生なので懇意にしてもらっている。 子供を連れて行くのかと思ったらそうではなく、旦那さんのお母さんがパリまで出てきて子供を2人とも面倒を見るそうだ。
フランスの子育てと日本の子育ては沢山違うところがあり、感心するところが多い。その中でも、じいちゃん婆ちゃんの助けは感心してしまう。 フランスは夏に長期の夏のバカンスを取る習慣があるが、特に若い夫婦は子供を両親にポイッと預けて二人だけでどこかに行ってしまう。
子供は物心つく前から一年の1ヶ月くらいは親から離れて暮らしている、ということになる。 なので、仕事で1週間出かけるからよろしくね、というのは当たり前だし、面倒を見る親御さんにとっても他愛もないことなのであろう。
もっとも、子育てに対して、「手を出すが、口も出す」らしい。「手は出さないが、口は出さない」あるいは「手は出さないが、口は出す」は、わが国の姿か。
この「きこえ」はなに?

娘が3歳になってから言葉を覚えるスピードの勢いが急激に加速したと感じる。語彙においてもそうであるが、作文というかロジックがかなりしっかりしてきた。また、自分は寡黙な部類であるが、娘は「機関銃」に近く、ずっとしゃべっている。ロジックがしっかりしてくると、ごまかしが聞かなくなるので親としても適当なことが言えない。昨日は「約束」ということについて、娘がしっかりと理解しているんだな、と感じた一幕があった。
夕方帰宅すると娘が「イチゴのお菓子食べたい」と言う。週末だし、今行っている現地幼稚園はおやつがないのであげることにするが、あまり食べ過ぎて夕食を食べないのは困るので「夕食を全部食べるんだよ」といってあげることにした。娘は「ハイ」と返事。
さて夕食時、残りあと少しというところで、想像通り「もういらない」と言い始めた。そこで「さっきお約束したでしょ。ハイって言ったでしょ」というと、「うん」といってまた食べ始めた。以前は言うだけでは、話が通じない、ことが多かったが、この晩は「自分が言ったことはやらなくてはならない」ということを娘はしっかりと分かっている様な気がした。
ところで、日本語もそうだがフランス語のほうも口数が多くなってきた。でも、かなりめちゃくちゃの様子。幼稚園の帰りに公園に寄って遊んでから帰るのが日課になっているが、娘は公園で「べらべら」と仏人奥様相手にやっているらしい。でも相手方は「???」で、妻が「彼女はこういうことを言おうとしている(と思う)」と通訳しているらしい。
これについてもすごい、と思うことがあった。サンテミリオンに旅行に行った時の夕食時、娘は自分の水がないので欲しい、と言い始めた。近くをウエイターが通った時「Monsieur, je veux d'eau,s'il vous plaît.」と言って水を自分で頼んでしまったのだ。私にとってはこの「水」、「d'eau(ド)」は発音が難しく、いつも困りものだったのだが。さすがだ。
でも、何か音がすると「この、きこえ、はなに?」と言っている。
どんぐりころころの歌も「どんぐりころころどんぐりころ」と言っている。
変だけど、これもロジックに感じる。
novembre 10, 2006
少林寺再開
事情があって春先から中断していた少林寺拳法の稽古を再開した。2月に受けた昇段試験も書類上の問題があったのだが何とかなる様子で安心した。(2段になるためには国際練習 le stage internationaleを2回以上受けてないといけないという規定があったため)
久しぶりに練習に出たら、あたらしい仲間が何人か増えていた。今日は級拳士の練習相手になって基本的な技をやりながら体を慣らすことに専念した。
久しぶりに練習に出たら、あたらしい仲間が何人か増えていた。今日は級拳士の練習相手になって基本的な技をやりながら体を慣らすことに専念した。
novembre 09, 2006
地域間格差是正に対するフランスの取り組みと問題

フランスでは地域格差是正のためにどのような政策が取られているか?という宿題を頂いた。
フランスは広大で豊かな土地と、ヨーロッパの他国にもれず、陸でつながる隣国との複雑な歴史があり、その多様さは島国であるわが国よりも大きい。とりわけ仏国内に居住する移民の割合高さと出身国の種類の多様性は特徴的である。手元にある新聞記事の切り抜きによると2004年の仏国の移民の占める割合は8.1%となっており、日本は世界でも最低レベルの0.3%、また日本の75歳以上の高齢者の割合が8.2%ということなので、日常的には日本でご老人を見かけるのと同じ頻度で移民行き当たると想像すると分かりやすいかもしれない。また、日本では少子高齢化が大きな問題となっているが、問題の質は違うものの8.1%という割合がいかに大きな影響力を持っているかを想像する事ができる。
なお、出身国で見ると突出して多いのがアルジェリア、モロッコ、ポルトガル、でアジア地域からはベトナム、中国からが多い。近年の増加率(1999年と比較)に着目すると、イギリスが60%増、中国34%増、トルコ28% 増と高い。イギリスは高所得者が退職後に第二の人生を送るためにフランスに渡ってくるらしく、性格が他国の場合と異なる。中国からの移民は強力なコミュニティを形成しており、パリ市内の南部にも巨大なチャイナタウンが形成されている。個人的には爆発的な経済成長を続け、世界からも市場として注目されている中国から、その成長と同じ時期にこのような高い率で仏国へ移民が増加していることがなぜなのか疑問が残る。もっとも移民の受け入れ条件を厳しくする法律が今年可決されたことから、この状況も近く大きく変化することと思われる。(低層カテゴリをより厳しく、知識人、高層カテゴリをよりゆるくした)。
このような複雑な状況を背景に貧富の差や社会的な待遇の差が生じ、鬱積している。日本でも多く報道されたが、特に昨年から郊外で暴力的な反乱が頻発している。社会的なバランスが失われていることが問題になっている。
一方で特にインフラ整備に着目すると、高速道路網やTGV網が着実に整備され、主要都市ではどこでも最新型のトラムウエイを見ることができ、経済開発という側面ではうまくバランスを取っているように見える。
この宿題は幅が広くまたフランスの現在を象徴する問題だと思う。自分自身のこの国での経験を締めくくるためにも少し時間をかけて考えていきたい。
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