mai 31, 2015

Anzob TN

Anzob トンネル。海抜約2700m。延長約5㎞。工事費360億円(現時点)。ドシャンベ州とフジャンド州を結ぶ唯一のルート。イランのSangab Companyが施工を請け負っている。2006年に開通したが、湧水が非常に多く、工事は難航している。トンネルを通ったが、まだ、舗装もできておらず、中はほんの少しの工事用電燈があるだけ。路面は暗く、水が張っているので、どこで大きな穴にタイヤがはまるか、ドライバー泣かせだ。実際に、往復しただけでトンネル内に2台のセダンが動けなくなっていた。こういうことからも、死のトンネル、Tunnel of Deathと悪名高い。
先導坑は水抜きのための水路と電気施設のためのケーブル等が入る。おそらく換気施設も入るだろう。その横に並行して道路トンネルが走る。現場では、道路の本坑と先導坑をつなぐ横坑の工事が進んでいた。
日本の感覚では、工事中のトンネルを一般車両が通過することなどないので、新鮮だが、落盤するんじゃないかといった怖さはある。5㎞あるのでなかなか出口まで到達しない。なお、2006年から約10年間かけてもこの状態ということだ。
トンネルまでの道もきりだった山の斜面に建設されており、山の上にはいかにも不安定な巨石がごろごろしている。雪解けの時期でもあるので途中一部の道路が崩壊しているところもあった。
国土の90%が山岳であるタジキスタンの苦労を垣間見た。












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