janvier 14, 2007

Cambriolage

つい先日アパートのお向かいさん宅に空き巣が侵入。

私の住むアパートは築50年くらい。パリのアパートでは比較的新しい部類に入る。11階建てで1棟あたり44世帯、これが5棟あるので大きい。地下には2階の駐車場がある。

私が日本で住んでいたアパートやマンションは屋外に共通の廊下部分があってそれに各戸の入り口が並ぶ構造になっていたが、こちらはエレベータや階段につながる小さなホールが各階あって2戸~4戸が面する構造となっている。フランスの方がより細かく仕切られている。

高さの揃ったアパートが整然と道路に沿った風景はパリの名物だが、この内側は中庭になっており、住民の共通空間となっている。入る為にはコードが必要なので一応住民のみに与えらた空間である。
(限られたスペースを植樹やベンチできれいに作っていることがある。1年に1日だけこのような民間アパートの庭園を公開する日が設けられている。)

私のアパートは比較的新しいタイプなので道路との境界はフェンスになっている。

セミ・ゲーデッド・コミュニティとでも言ったらいいのだろうか、この緩やかにアクセスできない空間は非常に危険だということを今回は体験した。

仕事を終えて帰宅したら警察が調書を取っている最中だった。 不幸中の幸いなのか、お向かいさんは今月末に引っ越す予定でほとんどのものがダンボールの中であったため、被害はパソコン1台だけで済んだらしい。

でも、鍵を3つも使っていたのに襲われたのは隣人として恐怖を感じざるを得ない。ちなみに我が家の鍵はひとつのみ。 手口は単純でバールのようなもので鍵のある3つの部分をこじ広げるというもので非常に大胆だ。ドアの傷を見る限り、かなり大きな音がしたであろう。

奇妙なのは襲われたお宅は鍵を3つ使っているのだが、自宅を含めて鍵をひとつしか使っていないところが他にもあったというところ。狙い撃ちか。 うちの扉ののぞき窓には外側からガムのようなものが付けられ視界が遮られていた。

日本のマンションの扉は鋼鉄製なので鍵の部分だけをバールでこじ開けるというのは不可能だ。こちらは一見丈夫そうに見えるが、もろい。 犯行推定時間は昼の3時から4時の間で、隣のマダムが外出してから(そのときは何も問題なし)、うちの奥さんが戻るまで(鍵が壊れていたが、引越しに伴って鍵の取替えをしていると思い込んだ)。要するに妻が第一発見者ということになる。あるいは妻の帰宅に気づいて退散した可能性もある。

我が家にも警察が来て事情聴取をしていった。そのとき来たPoliceはペンを忘れたようで貸してやったら、そのまま持っていってしまった。聴取した情報も何かのキャンペーンでもらったような、店のロゴの入ったメモ帳に取っていたのが印象的。

自宅がやられなかったのは本当に幸運だっただろう。

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