子供がおお泣きして帰ってきた。
今日は娘と同い年の近所の日仏家庭のお子さんがうちに遊びに来ていた。お昼を食べて、少しビデオを見て、その後、アパートの庭で遊んでいたときだ、ボールを追いかけて後ろ向きに走ったところ、少し高くなっていた芝のところから転落。
後頭部を強打したらしい。 触ってみると大きなタンコブができている様子。泣いていて意識はしっかりしているので大丈夫だと思いつつも、タンコブがあまりに大きいので大事を見て救急病院に連れて行くことにした。 パリの小児専門の病院はL'hôpital Neckerがある。
そこの緊急病棟は24時間体制だ。l'urgences enfantsというのだが、すぐ入り口まで車で付けることができる。急いで受付まで直行。受付には一人女性がいたが、書類にかかっていてわれわれが前に立っても無反応。ひょっとして受付は別のデスクかと思って移動しようとしたときに「ちょっと待って」の一言。もっと早く言ってほしい。
何が起こったかのかを簡単に質問されて待合室へ。何家族かがすでに待っていたが、担当科が違うのか、われわれの番はすぐに回ってきた。
物腰のやさしい女医が診察をしてくれた。確かに大きなタンコブができているが、失神や嘔吐がないので大丈夫だろうということ。解熱剤のエフェラルガンが鎮痛剤としても利くのでそれを飲ませるように言われた。 娘の方も、後頭部強打の精神的ショックからだんだん我を取り戻しつつあるらしく、壁に書いてあるピーターパンに反応していた。
日曜なので会計窓口はお休み。請求書が後で自宅に送付されるとのこと。
安心したので病院のカフェで軽く休んできた。たくさん泣いて娘は腹が減ったらしくてチョコパンを食べた。
よかった。さすがに頭は心配だ。脳細胞はいくらかダメージを受けたかもしれないがまだまだ再生する年齢だ。がんばれ細胞。
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