「数理の翼」という会がある。これは夏休みの時期に数学や物理の得意な学生を集めた合宿で、すごくレベルが高い。高専時代に私の中のよかった友達がそれに応募し、参加したことがあるが、かなりの刺激を受けていた。氏はこの創始者だ。
参加するのは容易ではない。当時は学校で一人だけ推薦してもらえた。その一人に選ばれるのも大変だし、選ばれたからといって、数理の翼の方でさらに選定があるので、敷居が高い。私も応募してみたが、当然落選した。
一番心に残ったのは「教育は捨石」だ。捨石は可能性のあるところに置くが、それを守ろうとすると大変なおちいる、という理屈。
会場には数学者らしいロンゲでメガネの方達がいた。そのスタイルに行き着くのはどうしてなのか、それが謎だ。
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