novembre 16, 2006
少林寺拳法
毎週水曜日は少林寺拳法の稽古をしている。Vaugirard同院で職場からすぐ近くである。先生はマグレブ出身のフランス人で6段である。(http://shorinji.club.fr/index.html)
フランスで武道といえばやはり柔道。次いで空手だろうか。
Vaugirard同院は市の体育館のバレースタジオを借りてやっている。体育館においてあるチラシを見ると、空手、合気道、テコンドー、少林寺拳法、Karate artistiqueなるものもあり、人気がある。この体育館で一番人数が多いのはテコンドーだろうか。オリンピックの種目になったことがかなり影響があったらしい。
フランスの少林寺拳法は青坂寛先生がトップで指導をしている。日本であれば私みたいなぺーぺー拳士は話をするチャンスなど到底ないような方だが、こちらでは数少ない日本人の同門として懇意にしていただき本当にありがたい。先生は30年程前に単身でヨーロッパに来て少林寺拳法を広めた方である。
私がこちらで少林寺拳法を再開した当初、2005年の冬のことだ、同院の皆で食事をする機会があった。そのときはOpera近くのSaint Anneどおりにある「yasube」でやった。青坂先生ももう60歳になられるので、先生に青坂先生が引退したら誰か他に日本から来るのか?と聞いた。帰ってきた返事は「Maître Aosakaの代わりはありえないだろう。彼はボスになるために生まれてきたようなヒトだ」というものだった。青坂先生ご自信の中でも彼は5本の指に入る弟子だという。実に野暮なことを聞いてしまった。
上手くなるためのコツがあるという。それは「明るいこと」「頭が良いこと」「心が良いこと」だという。確かにそうだ。結局のところ稽古は一人では出来ない。必ずパートナーが必要であるが、いいパートナーを得るためには明るい方が良いし、心が良いほうがいい、そして体系的に理解する頭の良さは上達に欠かせない。
ともかく、折角やっているのだから少しでもこういった理想に近づけるようになりたいと思う。
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