juillet 17, 2016

過去日記(Escroquerie 2007年03月03日15:48)

詐欺。 

昨晩10時ころ警察から電話がかかってきた。昼ころに街頭で応じた身体障害者の支援団体の募金活動が詐欺だったというもの。明朝に4区の警察署まで来るように言われた。 

事務所を出たところで募金活動をしている若者らがいた。普段はあまり気にとめないのだが、この日に限って立ち止まって話を聞いた。彼は耳が不自由だとジェスチャーで示し、アーウーと声を真似ていた。 

結果的に今回の件につながったのだが、そのときは大きな札しか持ち合わせておらず、小切手で募金を切った。こちらでは小切手はきわめて一般的で1ユーロの買い物でも使う人がいるくらいであるが、これには名前と住所、口座番号が書かれている。警察はこれを手がかりに自分の電話番号を入手したのだろう。他に小切手で募金をした人はいないようだから唯一のTemoin証人ということだろう。 

警察に行くと、ドラマでよく見るマジックミラーの部屋に通された。鏡の向こうにあの時見た若者が立っている。どちらに対して小切手を切ったのか?といったような質問に応じて、別の部屋に移って調書を取ることになった。隣の部屋からは大きな怒鳴り声がしていて、騒々しい。 

フランスの警察というとTaxiという映画(近く4が出るようだ)を思い出す。自分の事件の担当官は女性で、フランス人には珍しくにこりともしなかったが、逆にくそまじめな表情がおかしかった。 

調書は約1時間ほどで終わり、「公共チャリティ詐欺被害escroquerie à la charité publique en réunion」なる書類をもらい開放された。 

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