mai 29, 2016

過去日記(岡本行夫講演会 2006年09月16日20:35 )


「元首相補佐官岡本行夫講演会」という案内が在仏日本商工会議所から案内があり、行ってきた。恥ずかしながら著書に触れたことは無く、予備知識無しで聞きに行った。 
知識と経験で裏打ちされたその講義の中で、心に残ったのは次の点。 

・日本人(とりわけ報道姿勢)の得意な世界観「日本人のイノチと世界のイノチのバランス」がおかしいのでは。 
・IT時代の中「日本人の影が薄くなっている」、シリコンバレーの研究者の数、中国10万、韓国1万、日本500人。 
・日本はいつからか同質性を偏重し、本質を見ない癖が付いているのではないか。一方フランスはそのてん優れている。(フランスの公演でもあり、また氏はOECD大学院生としてパリ在住の経験あり) 

この理由として日本人に欠けているのは 
・概念化の力、つまりシナリヲを書く能力 
だといい、これに必要な 
・(日本人としての)「コアの考え」が欠乏している 
と指摘した。 

これは、ITの様な最先端技術分野、あるいは日中関係のような社会的分野にボディブローを効かせている。 
そうだなあ、と思う。氏は日本を紅海に例え、「内部は非常に豊かな生態系がある。でも外海とつながっていない」という。 
紅海の魚は外海で生きてゆけるのかなあ。

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